症例報告

Lead!!!の古谷です!
非常に勉強になる症例さんがいましたので、報告しますね。

 

 

基本情報
80歳代 女性
主訴
下部胸椎から右肋骨までの痛み
発症時エピソード
デパートに買い物に行き、帰り途中から下部胸椎から右肋骨周囲に痛みを感じた。2-3日経過したが、痛みがなかなか良くならない。
疼痛出現動作
右上肢での結帯動作(comparable sign 陽性)
理学療法評価
胸椎屈曲 中等度から軽度制限 PDM
胸椎伸展 中等度制限 PDM
胸椎右回旋 重度制限 ERP
胸椎左回旋 中等度制限
姿勢 胸腰椎後弯 座位姿勢不良
反復運動検査 
ベースラインは再現性のある、「右上肢の結帯動作」

flex ×3 Increase-worse
ext ×3 Increase-worse
右回旋 ×20 produce右肋骨部-Better
右回旋O/P ×20 Centralising‐Better
 右上肢での結帯動作時の疼痛なし。
暫定分類
胸椎Derangement
前屈、後屈3回で終了しておりますが、これは疼痛が非常に増悪し、終了後も1分以上残存したためです。Rapid Change ですね。
クリデンシャルの先生からしたら、「もっと矢状面方向攻めろ!」
と怒られるかもしれませんが・・・
個人的には、もう少し矢状面方向で攻めたかったのですが
①ということ
②体力的にも厳しそう
③唯一、右回旋の可動域が著明に悪く、また可動域チェックの際にも実は疼痛が増悪し終了後も残存していた
そのため早々に回旋方向(側方要素)に切り替えました。
このような方の痛み(肋骨周囲)もマッケンジー法は適応であり、また胸椎のDerangementでも上肢の運動に伴い疼痛が出現する
という部分が非常に勉強になりました。
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